会案内28
北新地周辺で商売を営む2代目の店主による交流
堂島ジュニア

北新地とその周辺地域で商売を営む、2代目の店主たちによる集い。それが「堂島ジュニア」だ。
発足当初からのメンバーであり、北新地で精肉店「喜多一」を経営する、霞流 喜久英(かすばた きくひで)さんに話を伺った。
「当会がスタートしたのは約25年前です。その頃は、メンバーの親による“同友クラブ”という集まりがありました。そこからの派生で、ジュニア世代による会が誕生したのです。同じ地域で商売をしている僕ら同世代が集う場所がなかったので、まずは顔見知りになり、皆が挨拶し合えるようになればいいな、というのがきっかけでしたね」。
現在、メンバーは27名。老舗の和食店・洋食店・うどん屋・蕎麦屋・お好み焼き屋ほか飲食店の二代目をはじめ、精肉店から不動産屋までと幅広い。いわゆる地域内の異業種交流だ。活動は年に3~4回。新年会にはじまり、家族を交えての交流会や秋の一泊旅行など、「商売を営む者同士が、仕事抜きで付き合える同窓会のようなものですよ」と霞流さんは笑う。
とは言うものの、親の仕事を継いだ者同士が交流する場である。後継者としての悩みや、同じ地域で商売をしていく上での苦労など、同じ立場のメンバーたちが顔を合わせることで、分かり合えることも多い。
「僕らが商売を継いでから、北新地も様変わりしました。いいことも悪いことも経験していますからね。そんな時代だからこそ、横の繋がりを大切にして、この会をずっと続けていけたらいいと思っています。それこそが、皆が商売をやっていけているってことですから」と話してくれた。


会員 | 北新地とその周辺で商売を営む、2代目店主 |
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[ 掲載日:2011年10月3日 ]