自家製麺店の店主5人が集まり、「麺の街・豊崎」をアピール。

豊崎麺ず倶楽部

「豊崎麺ず倶楽部」の五人衆。右より、『麺や輝』森さん、『情熱うどん 讃州』久保さん、『らーめん 弥七』酒井さん、『たけうちうどん店』竹内さん、『MBA Cafe&Dining Bar』山上さん。豊崎のランドマークである「豊崎西公園」通称・タコ公園にて。

2007年6月に活動を開始した「豊崎麺ず倶楽部」。大阪・北区の豊崎にある、自家製麺店の主人たちによる集まりだ。現在は5店舗が参加。ラーメン店『らーめん 弥七』、『麺や輝』をはじめ、『情熱うどん 讃州』『たけうちうどん店』。そして今年より、自家製パスタを供する『MBA Cafe&Dining Bar』が一員となった。

長老(リーダー)である酒井昌宏さん(らーめん 弥七)は、会の目的についてこう話す。「茶屋町は知っているけれど、豊崎ってどこ?って方もいらっしゃると思います。ですから、『麺の街・豊崎』をいうイメージを、皆さんに認知して頂けるような活動を行い、豊崎の知名度アップに繋がれば嬉しい」。森輝人さん(麺や輝)は「豊崎という狭いエリアで、様々なジャンルの自家製麺の店が5軒も集まるというのは珍しいのでは?」とも。

おもな活動内容は、参加店舗それぞれが期間限定メニュ−を作り同時告知。また、車で来店する遠方客のために、豊崎の駐車場マップを作成したことも。2013年5月には、「豊崎麺ず倶楽部」第3回目のイベントを実施。それぞれの店が、初夏の限定メニューを開発。各店の店頭にポスターを掲げ、facebookやブログなどでも呼びかけた。『らーめん弥七』は、スープに、備前味噌の他、コチジャン、練りゴマ、カニ味噌などを配合した、つけ麺「J-Miso-Brown」を。『情熱うどん 讃州』は、しぐれ煮風に仕上げた黒毛和牛のスジ肉や、キムチ、ニラ、トマト、温泉玉子などをトッピングしたぶっかけうどん「T.P.U. 豊崎パワーうどん」。そして『麺や 輝』が「魚介系味噌まぜそば」、『たけうちうどん店』が「冷やし豚しゃぶうどん」。新加入の『MBA Cafe&Dining Bar』は「天使の海老とアスパラの抹茶クリームソースパスタ」を提供。「今回のイベントは、告知が遅いことが反省点だったのですが、早い時間に売り切れるなど反響が大きかった」と久保達也さん(情熱うどん 讃州)。期間中は、日替わりで各店のメニューを楽しむ客もいれば、「今まで実施した限定メニュ−・イベントの認知もあってか、遠方からお越しになるお客様も多く、嬉しかったです」と、竹内具大さん(たけうちうどん店)。今回、初参加となった山上忠彦さん(MBA Cafe&Dining Bar)は、「いつかは、『豊崎麺ず倶楽部』に加入したいという思いがあり、今回、念願が叶いました。メンバーの足をひっぱらないように(笑)おいしいパスタ作りに精進したい」と話す。5人で就業後に集まる機会も多く、それぞれの業界の情報交換など、風通しのよいコミュニケーションも魅力のひとつだ。

今秋には、5店舗合同のスタンプラリーを実施予定。彼ら5人の結束力により、豊崎の名が「麺の街」として、着実に知れ渡りつつある。

限定メニューのイベント時、『らーめん 弥七』の前には行列が。遠方から車で訪れるお客様も多いという。
『らーめん 弥七』の限定メニュー
「J-Miso-Brown」870円。
5店舗の限定メニューを1枚のチラシにおさめ、各店舗にて告知をした。
豊崎麺ず倶楽部
発足 2007年
会員 北区豊崎エリアにおいて、自家製麺のお店を営む店主
連絡先 情熱うどん 讃州・久保達也
大阪市北区豊崎3-4-12
TEL.06-6377-5555

[ 掲載日:2013年6月26日 ]