too much soul

東日本大震災後、料理人をはじめ様々な業種の有志により結成された「too much soul」。福島県南相馬市にて年に2回、炊き出しを中心に活動を行うボランティア団体だ。
当会代表の石倉知信さん(「やきとり ばかや」店主)は会の成り立ちについてこう話す。「震災が起きた時、サーフショップを営む先輩・仲憲一さん(当会 隊長)から、『被災地で、僕らがお手伝いできることはないかな』と声をかけられたことがきっかけです」。すぐさま
現地の人との交流なしに、炊き出しなどボランティア活動は成り立たない。南相馬市役所に勤めていた星 巌さん(現在は「農家民宿いちばん星」店主)が、受け入れ先を調整。地元の中学校や仮設住宅などを拠点とした炊き出しは、今年5月で8回目を迎えた。 運営資金や使う食材は、当会メンバーの知人や常連客、同業者や食材卸業者などからのカンパによるもの。「炊き出しは1回につき200食。焼き鳥や季節の鍋などを提供しています」と石倉さん。回を重ねるごとに、作り手と食べ手、双方の心境にさまざまな変化も現れたという。「仮設住宅に住んでいる方々は、意外と互いに交流をするきっかけがありません。でも、炊き出しを実施することで、住民同士のコミュニケーションが生まれます」。
2012年8月に行った4回目の炊き出しは『共有・共鳴』がテーマだった。炊き出し会場の設営や、仕込みなどを、地元の人々にも手伝ってもらい、一緒に作り上げたという。仮設住宅に住む方々から、“すごく楽しかった!”とか“これからも炊き出しを続けてほしい”といった声も寄せられた。「福島県は復興が進んでいません。星さんも、まだ先が見えない状況と言っておられます。ですから、年2回ではありますが僕たちが炊き出しを続けることで、現地の状況を県外の方たちに伝え続けたいし、仮設住宅に住む方々に少しでも元気になって頂けたら」。そう、石倉さんは話してくれた。






発足 | 2011年5月 |
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オフィシャルfacebook | https://www.facebook.com/toomuchsoulminamisouma?fref=ts |
活動内容 | 福島県南相馬市における、炊き出し・泥だし等のボランティア |
「too much soul」は活動資金および食材提供を随時募集している。 近畿大阪銀行 本町営業部 普通0018222 Too Much Soul 代表 石倉知信 |
[ 掲載日:2014年9月5日 ]