- 会員企画イベント

〈分科会〉ラーメンにおける香味油の力~醤油ラーメン清湯編~
「ラーメンのスープ研究」に続くラーメン分科会の研究発表です。テーマは、香味油。ラーメンは、麺+スープ+具材+香味油で成り立っていると言われますが、なかでもラーメンとしての商品価値を決定づけるほど重要なのが香味油です。タレとかカエシとも呼ばれる合わせ調味料を指し、例えば、醤油タレで調味したスープを使ったラーメンが、醤油ラーメンと言われます。今回は、その醤油ラーメンにおける香味油を基本に、香味油の役割や機能を探りました。
出演者
松原 龍司氏(「龍旗信」店主)
山内 健吾氏(「拳ラーメン」店主)
協力
知見 和典氏(「麺屋棣鄂」専務・工場長)
岡部 晋氏(京都伏見「頑固麺」店主)
大坪 俊史氏(京都伏見「ラー麺 陽はまた昇る」店主)
Program 1:鶏油作り(スープから作る)
鶏の脂を使って、どのように香味油を作るかを実演。
「鶏油作りを実演する山内健吾さん。」
Program 2:醤油の選択(3種類)
a:一般の醤油ラーメンによく使われている老舗醸造の醤油
b:「拳ラーメン」で使う、香りの強い生飴醤油
c:「龍旗信」で使う醤油タレのもとになる特性ブレンド醤油
3種の醤油に、鶏油を加えることで異なる醤油タレ(香味油)の味わいを試飲
Program 3:香味油の「力」と背脂の「力」試飲
背脂と呼ばれる豚肉の脂身からとる香味油作りの実演。
a:背脂の香味油によるスープ
b:醤油の香味油によるスープ
この2種の違いを混ぜそば(太麺)として試食
「背脂から香味油を作る松原龍司さん。」
「麺の提供は知見和典さん。試食の用意をする岡部晋さんと大坪俊史さん。」
Program 4:トレンドラーメンの実演
山内さんが野菜の香味油作りと、それを基にした季節感たっぷりのトレンドラーメン作りを実演。
野菜の香味油はフキノトウを使った香味油で、ジビエなどをベースとしたスープと合わせて細麺で試食。
本来は、醤油+香味油+湯だけでもスープとして成り立つけれど、醤油を基にした香味油ひとつでも、いかに各店でしのぎを削って独自のラーメンを競っているかがよくわかる、興味深い発表でした。この「ラーメン分科会」の次なるテーマ発表に期待も高まります。
