イタリアワインでひとつになれる飲食関係者による東日本大震災チャリティー

カンサイタリー

『カンサイタリー2012』のポスター。チケットを購入できるお店は、当チャリティーイベントのサイトとfacebookにて順次、公開している。

昨年11月。大阪・中之島にある「中之島バンクス」にて、『カンサイタリー2011』が開催された。当イベントの目的は、東日本大震災で被災した地域への復興チャリティーと、イタリアワインの普及だ。イタリア20州のワイン約150種を、イタリアのパン・生ハム、チーズとともに楽しめる、まさにイタリアワインの祭典。関西のイタリアンレストランやワインバーをはじめ、ワインショップ、インポーターなどが集結し、各州のブースを担当。ピエモンテ州とトスカーナ州からは生産者も来日し、関西のオペラ歌手がチャリティーコンサートをおこなうなどして、大いに盛り上がりをみせた。チケット販売数は約700枚にもなり、賛同金を合わせて180万円を仙台市役所に寄付したという。

『カンサイタリー2011』開催に至った経緯を、代表の森勝寛さん(カンティネッタ バルベーラ)に伺った。森さんは、「イタリアワイン普及協会 」の代表も務めており、関西に、いや日本におけるイタリアワインの伝道師といっても過言ではない人物。「この仕事に20年以上携わってきて、自分自身がお世話になっているイタリアワインに、何か恩返しができないか考えていました」。そこで考えたイベントが、「1年に1度、イタリアワインの魅力を知ってもらえる日をつくりたい」。構想を練ること3年。イタリア20州のワインと、それに合わせた料理を提供するイベントをと動き始めたときに、東日本大震災が起こった。「それなら、復興のためになるイタリアワイン中心の企画を」という気持ちが大きく膨らんだという。

この『カンサイタリー』第2回目のイベントが、2012年7月8日(日)に開催される。場所は京セラドーム大阪9Fスカイホール。イタリア20州のワイン・約200種を、各州ごとに分けたブースで提供し、ボトルの販売もおこなう予定だ。そして、パン、サラミ、ハムのワンプレートを用意するという。「目標動員数は1000名です」と森さん。義援金は福島市役所に直接、届ける予定だ。「このチャリティーイベントを風化させないよう、1年目より2年目、2年目より3年目・・・と、年々グレードを上げていきたいです。そして、参加いただくお客様にとっても有意義なイベントになるよう、同業者の力を借りて盛り上げていきたいです」と森さんは話してくれた。

昨年開催された『カンサイタリー2011』の様子。場内では、北・中部・南イタリアブースにわけて、各州のワインを提供。
こちらはイタリア産のハム類のコーナー。10種類のあらゆるハムを用意。この他、州ごとのチーズを楽しめるコーナーも。
パンのコーナーでは、パーネ・トスカーノ、ゼッポリーネほか本格的なイタリアパンを提供した。
『カンサイタリー』最新イベント情報

東日本大震災チャリティー カンサイタリー2012 vol.2
道なき未知を進め!

【日時】2012年7月8日(日)13:00~17:00
【入場料】4000円(当日4500円) パン・チーズ・ハムのワンプレート、ワインホルダー、グラス付
【場所】京セラドーム大阪(旧 大阪ドーム)9Fスカイホール
*イベントの詳細および前売りチケット情報は、HP・Facebookにて
HP:http://xnek.com/barbera/
フェイスブック:https://www.facebook.com/Kansaitari

カンサイタリー
発足 2011年11月(カンサイタリー2011開催)

[ 掲載日:2012年5月16日 ]